こんにちは、28歳の時に未経験からITエンジニアを目指したniyuta(@niyuta)です。

この記事は、下記の記事の続き的な内容です
今回は、クラウドエンジニアとはどんなお仕事なのかについて書きます。
なぜクラウドエンジニアの紹介記事が、上記の記事「インフラエンジニアってどんな職種?」の続き的な内容なのか?


それは
インフラエンジニアは、クラウドエンジニアを目指す時の手っ取り早い前段階だからです。というか、それが普通のキャリアパス?
では、クラウドエンジニアって何をする人か説明を始めます。
この記事に訪問してきて、クラウドが何なのか知らない人はいないと思いますが、念のためにクラウドとは何か? から説明をしていきます。
目次
クラウドとは?


ではまず、クラウドとは何か? です。
クラウドとはインターネット上で提供されるリソースやサービスのことです。
インターネット上で提供されるので、利用者はその実態を意識することがありません。
その利用形態からCloud(雲)という名前がつきました。
クラウドはフワフワしていて?イメージしにくいので、雲のようだ となってクラウドと呼ばれるようになったようです。
もっと端的に言ってしまうなら、サービスを利用する企業が自社でサーバー(のハードウェア)を管理しないものがクラウドです。
そういう意味ではレンタルサーバーを借りた場合、それもクラウドか? と言われてしまいそうですが……その辺はお茶をにごして……グイグイと私なりにクラウドとクラウドエンジニアの説明をしていきます。


クラウドの定義を説明するならオンプレミスという言葉についても説明しないといけないでしょう
オンプレミスとは?
オンプレミスとは……クラウドとは逆に、企業がサーバーを自社で管理することを言います。
オンプレミスだと、サーバーは自社の敷地内か、どこかのデータセンターの一区画を借りてそこに設置されています。サーバーが自社運用ということです。
イメージとしては、利用者(サーバー管理者)がサーバーのハードウェアにさわれたらオンプレミスです。
言葉の使い方としては、「このサービスを提供しているサーバーはオンプレで管理しています」 というような感じで使います。
オンプレミス環境だと自社が物理サーバーに直接さわれるのでクラウドでは変更できない部分も変更可能だということです。
オンプレという言い方はあまり使う機会が少ないですが、クラウドやASPの対義語みたいな感じで、エンジニア同士が、サーバーの物理的な状態を伝える時とかによく使います。
クラウドエンジニアとは何をする人?
クラウドエンジニアとはどんな業務をする人か? です。


ぶっちゃけ、クラウドを扱う人です。クラウドの設計、構築(導入)、運用・保守をする人です
インフラエンジニアの中にサーバーエンジニアとネットワークエンジニアという職種があります。
サーバーを扱うのがサーバーエンジニアでネットワークを扱うのがネットワークエンジニアです。
この辺を詳しく知りたい人は下記の記事の「インフラエンジニアには2種類ある」という部分をご覧ください。
↓
今までのインフラエンジニアはオンプレミス、つまり物理サーバーや物理ネットワークを扱いましたが、クラウドエンジニアはクラウド上のサーバーやネットワークを扱うということです


物理かクラウドかの違いです
もし、あなたがインフラエンジニアの中でもサーバーエンジニアだった場合、顧客に


自社のデーターベース(Oracle)サーバーが古いんだよね。リプレイスしたいんだけど
と言われたとします。
従来のサーバーエンジニアの場合は。
-従来のサーバーエンジニアの場合-
1.新しいサーバーにどれだけのスペックが必要か考える
2.新しいサーバーの構成を考える
3.新しいサーバーの最適設定を考える
4.データベースの移行方法を考える
5.費用を算出する → 顧客に見積もりをだす
上記が従来のサーバーエンジニアの姿でした。


おもしろいことに従来のサーバーエンジニアとクラウドエンジニアの違いは1点だけです。いいですか?よく聞いといてくださいよ
もし、あなたがインフラエンジニアの中でもサーバーエンジニアだった場合、顧客に


自社のデーターベース(Oracle)サーバーが古いんだよね。リプレイスしたいんだけど
と言われたとします。
そして


オンプレだと5年ごとくらいにサーバーを更新しないといけないよね?
あなたは「そうですね」と返事します。
その時に顧客が!


新しいデータベースサーバーはAWS(クラウド)上にたてることにしたよ


たったこれだけです。これでクラウドエンジニアの出番です
-クラウドエンジニアの場合-
1.どれだけのスペックの仮想サーバーが必要か考える
2.AWSが最適解か考える
クラウドにはいろいろな種類がありますが、主要なところでAmazonのAWS以外にも、MicrosoftのAzureとGoogleのGCPがあります
本当にAWSでいいの? ということを考えます
3.新しいサーバーの最適設定を考える
元々は、物理サーバーをデータベースサーバーにするか、クラウド上にデータベースサーバーをたてるかだけの違いですが、クラウドだと……
マネージドサービスにするか?仮想サーバーに自分でOracleをインストールするかの検討が必要です
マネージドサービスというのは、ハードウェアの管理だけでなく、OSやソフトの管理も全部クラウド側がやってくれるタイプのことです
4.データベースの移行方法を考える
物理サーバーに移行するかクラウドに移行するかの違いしかありません
5.費用を算出する → 顧客に見積もりをだす
実際にクラウドでデーターベースを運用した場合、毎月の費用がどう変わるかも算出して顧客に教えてあげないといけません
クラウドエンジニアをどう目指すべきか?
これからクラウドエンジニアを目指す時に最初に覚えるべきクラウドサービスは?
特にこだわりが無ければ、最初に覚えるべきはAWSでしょう。
AWSとAzureとGCPのシェア率は2019年時点で下記のようになっております。
AWS…… 約32%
Azure……約17%
GCP……約6%
これからクラウドエンジニアを目指すなら、一番最初に覚えるのはAWSが一番良いと思います。
どうすれば、クラウドエンジニアになれるか?


一番、ベストな形はインフラエンジニアを経て、クラウドエンジニアになるのが良いとは思います
求人情報などを見ると、未経験でもOKなクラウドエンジニアの募集を見かけますが、それはたぶん、クラウドが未経験で良いと言っているのであって、ITエンジニア自体が未経験で、そこから一足飛びにクラウドエンジニアは難しいような気もします。
しかし、逆に言うなら、クラウドエンジニアへの最短ルートであるインフラエンジニアで経験を積めば、クラウドは未経験でもクラウドエンジニアを目指しやすいということです。
まずは資格取得
他のサイトを見ますとクラウドエンジニアになるためにスクールを紹介しているようなサイトもありますが、……


私は一番手っ取り早いのは資格取得ではないかと思います
仮に、あなたがインフラエンジニアで経験があったとしても無かったとしても、クラウドが扱えるという証明には資格がもってこいだと思います。
私はそう思い、AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトを取得しております。
途中で更新もしておりますので、4年間ぐらい保有しています。
おそらく、まだまだクラウドエンジニアの経験者は少ないです。
つまり今なら、資格取得でクラウドエンジニアのスタート地点に立てるという訳です。
勉強法については下記の記事にまとめておりますので、ご覧ください
↓
あとは、ガシガシと求人サイトで申し込みをするだけです。
このまま、時間が経てばクラウドの経験者はどんどん増えていきますので、やるなら今かもしれません。


この記事があなたのITエンジニア人生の助けになれば幸いです
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