こんにちは、28歳の時に未経験からITエンジニアを目指したniyuta(@niyuta)です。
今回はWebディレクターとはどんな仕事なのかを書きます。
私自身はWebディレクターではないですが、身近にWebディレクターの人が何人かいますので、その方々を見て書いています。

Webディレクターの方をはたから見ていての生の意見です
目次
Webディレクターとは?

ずばり、Webサイトを構築する為の責任者です
業務システム等を構築する責任者はプロジェクトマネージャーと呼ばれて、Webサイトを構築する責任者はWebディレクターと呼ばれる……という感じです。
私が知っているのは、営業系ディレクターとアート・クリエイティブディレクターだけですが、Webディレクターは主に下記の4つに分類されるようです。
自社のWebサイトをディレクションするのか、Web制作会社に所属して、クライアントを相手にするのか という立ち位置の違いで呼び名が違うようです。
一つずつ説明していきます。
企画・マーケティング系Webディレクター
自社のWebサイトをディレクションする人です。あまり自社でWebサイトを構築する(社内に制作部署を持っている)会社は少ないような気がします。
(それとも、私が知らないだけで案外自社で制作しているところも多い?)
アート・クリエイティブ系Webディレクター
Web制作会社に所属して、Webディレクションを行う人です。これが1番一般的な気がします。元々はWebデザインかコーダーをやっていてランクアップしていく感じになると思います。

コーダー? って何? と思った人は下記の記事をご覧ください
↓
システム系Webディレクター
IT系企業でWebディレクションを行う人だそうです。
Web制作会社がうわものだけを制作するのに対して、インフラ回りすべてを一括して受注するのが、この形だと思います。
つまりはセキュリティなど、ITリテラシー全体が高くないと務まりません。
営業系Webディレクター
サイトの制作依頼の営業も受け持つディレクターだそうです。


Webサイトを作る責任者と言ってもイメージが湧かないと思いますので、ここから具体的にいきます
Webディレクターの業務内容
企画
新規のクライアントさんを獲得した場合は基本的に自社の営業さんから話をふられます。
そしてクライアントのところに出向いて、どんなWebサイトを公開したいのかヒアリングをする訳ですが、作りたいWebサイトのイメージが出来上がっているクライアントというのは少ないので、話し合いの中ですり合わせていくイメージです。


ここが第一の難関です。優柔不断なクライアントだとなかなか仕様が決まらないからです
大規模なWebサイトだと企画から公開まで半年や1年などはざらです。
そして、Webディレクターの重要な仕事であるWebサイトの下書き図(ワイヤー)の作成をします。


そしてすぐに最大の難関が訪れます。費用の算出です
見積もりの提出。正直、これが相当難しいです。お客様の要望に合わせて、見積もりを提出する訳ですが、万が一にも安く提出して自社に赤字を出すような羽目になってはいけません。
だからと言って、見積もりを高く出し過ぎて、お客様の信頼を失ってもいけない訳です。
大規模なWebサイトの構築になればなるほど、外部の制作会社に依頼する分も増えたり、プログラムも増えるので、よほどの経験がないと費用は算出できないです。
新規のWebサイト構築以外にも、自社で構築したWebサイトのリニューアルという業務も多いです。
良いクライアントさんがつくと3社か4社を受け持って、一つの企業が年に1回Webサイトのリニューアルを実施して、それをまわすだけという人もいます。
中身は熟知しているのではたから見ていると楽そうにも見えますが、どうなんでしょうね?
あと、大型案件だとWebサイトの公開までたびたび定例会などもあったりして、Webサイトの中身を徐々にすりあわせていきます。
構築後のWebサイト運用も引き受けて、その場合の定例会がある場合もあります。
Webサイト制作・公開
ここがWebディレクターの一番の力の見せ所です。
まずは体制図を決めて、制作チームを立ち上げます。
上記の企画段階で決まったことを制作チームに浸透させ、Webサイトを見積もり内の金額で、納期までに完成させないといけません。


この費用の管理と進捗状況の管理が超難しいです
言うなれば、この管理がWebディレクターを高給取りにしているゆえんです。
ITエンジニアの各職種の平均年収について知りたい人は下記をご覧ください。
Webディレクターに求められる能力
チームで制作をするので、一つ一つの業務について詳しい知識は必要ないですが、浅く広く知っていないといけないです。
制作工程をよく理解して、どんな作業にどれだけの時間とお金がかかるのか分かっていないといけません。
そしてコミュニケーション力は必須です。
社内のメンバーとのやり取りも重要ですが、対クライアントもWebディレクターの重要な役割です。
たまにWebサイトを構築中に急にデザインを変えたり仕様を変えたがるクライアントがいます。
そんな時にやんわりと追加費用がかかることを伝えるなど。
もしくは、出来上がったWebサイトがクライアントの想像していた内容と違っていた場合にどこに問題があったかをうまくクライアントに伝える。 などいろいろとコミュニケーション能力を駆使しないとクリアできないことが多いです。
Webディレクターまとめ
Webサイトの制作責任者であるWebディレクターに華やかなイメージを持つ人も多いと思いますが、相当な経験と能力を求められると思います。
しかし、制作チームとともに作ったWebサイトが公開された時の達成感ははかり知れません。
Web系エンジニアを目指す方であれば、最終目標をWebディレクターにしてみてはいかがでしょうか?


この記事があなたのITエンジニア人生の助けになれば幸いです
Webディレクターまでの道のりを詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
コメント