こんにちは、28歳の時にITエンジニアになりたいと思い、突然、それまでやっていた仕事を辞めて未経験からITエンジニアを目指したniyuta(@niyuta)です。

この記事は、以前書いた「インフラエンジニアにはどんな職種があるの?」の続きのような位置づけです
↓
今回は、これからITエンジニアを目指す人の為に、ITエンジニアの職種による平均年収の違いについて書きます。
みなさん、気になりますよね?
ITエンジニアのいろんな職種の年収がいくらぐらいなのか?


私は気になります
そういう気になることはキッチリと経済産業省が調べてくれてるんですよね~
下記は、平成29年に実施された「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」です。
出典:IT関連産業の給与等に関する実態調査結果-経済産業省【P6】
一つずついきますよ。
一般IT企業
ITコンサルタント
惜しくも1千万プレイヤーには届きませんでしたが、平均年収が928.5万円なので、ゆうに1千万円を超えるITコンサルタントの方も多いのではないでしょか?
まあ、かなり経験のいる難しい職種ですしね。
(n=214)と言うのは母数が214、つまり214人のITコンサルタントの人に聞いて、その平均値が928.5万円だったと言うことですね。
各職種の細かい内容については下記をご覧ください。
プロジェクトマネージャー
SEの上位職種です。かなりのノウハウと経験が必要な職種なのに、ITコンサルタントよりも平均年収が少ないんですね。


少し、驚きです
高度SE・ITエンジニア(基盤設計担当・ITアーキテクト)
プログラマーの上位職種で、プロジェクトマネージャーになる前ですね。
年齢にもよりますが、778.2万円なら全然悪くない金額です。


この辺で、案外分かれるんですよね~
プロジェクトマネージャーへと上がっていかれる方と、なかなかプロジェクトマネージャー業務をすんなりこなせない方と。
SE・プログラマ(顧客向けシステムの開発・実装)
プログラマーです。1年目や2年目のプログラマーが年収593.7万円は無理と思いますが、3年ほどスキルを積めば年収500万円越えは夢ではないですよね。
SE・プログラマ(ソフトウェア製品の開発・実装)
同じくプログラマーです。
顧客向けシステム開発・実装のプログラマーよりは若干、平均年収が安くなっております。
顧客向けシステムの方が偏りがあって難しいから?
SE・プログラマ(組み込みソフトウェアの開発・実装)
同じくプログラマーです。
上記、2つのプログラマーより平均年収が高いです。組み込みソフトウェアという特殊性があるからでしょう。


これからはIoTなどが増えていきますので、組み込み系のプログラマーはもっともっと平均年収が上がるんではないでしょうか?
IT技術スペシャリスト(特定技術(DB・NW・セキュリティ等))
特化型のインフラエンジニアのことですよね。


IT技術スペシャリストについて詳しく知りたい方は下記をご覧ください。後半の特化型のことです
まとめて平均年収が758.2万円とされておりますが、データーベースエンジニアよりネットワークエンジニアの方が平均年収は高いです。
私はセキュリティ専門のエンジニアにあまりお目にかかったことがありませんが、今のご時世であれば、本物のスキルを持っていれば、セキュリティエンジニアも相当な年収のはずです。


未経験からインフラエンジニアを目指したい方は下記をご覧ください
↓
IT運用・管理(顧客向け情報システムの運用)
顧客企業に入り込んで、顧客の代わりに基幹システムの運用保守をする仕事のことと思います。顧客によりますが、案外しんどい仕事です。
エンドユーザー様からの問い合わせに対して懇切丁寧に回答をしたり、システムのリプレイスなどあったりすると、相当に気を使います。


万が一にも、お客様の基幹システムを止めた日には切腹ものです
IT保守(顧客向け情報システムの保守・サポート)
たぶん、ひとつの顧客に入り込まず、自社製品や自社システムをご利用のお客様をサポート・保守する仕事でしょう。
こちらも案外気を使います。
メールでの問い合わせや電話での問い合わせに対応するわけですが、お客様側の担当者がITにうとい人だと相当にてこずります。


そうかと思うとお客様側の担当者が詳しすぎて、てこずる……ということもしばしば
でも、平均年収は悪くないですね。
IT教育(IT関連講師・インストラクタ等)
これはびっくりです。思ったより高いんですね。
それとも人に教えられるレベルなのに651.0万は安いのでしょうか?
プログラミングスクールの講師やパソコン教室の先生のことですよね。
特殊な技術を持っていれば(そしてそれが他者に教えられるレベルであれば)、結構高い年収を狙えるということですね。
上記に関する業務の営業・マーケティング
セールスエンジニアのことです。営業スキルを持ったエンジニア(技術職)ですので一人二役ができるスーパーマンということになります。
年収が高くて当たり前でしょう。
インターネット関連企業
営業・マーケティング
これはWebマーケターのことやIT系の営業さんのことですね。
基本的にインターネット関連企業は顧客にホームページ等を作ってもらうか、自社のインターネットサービスを使ってもらってお金を頂くというスタイルが多いので、営業さんも気合がいります。


優秀なWebマーケターならもう少しもらってもいいような気がしますが、そうは高くないんですね
プロデューサー/ディレクター
インターネット関連企業なら喉から手が出るほど欲しいWebプロデューサーやWebディレクターです。
それなりの仕事をしていると思いますが、年収はITコンサルタントやプロジェクトマネージャーより低いんですね。
たぶん、Webに何かあっても業務に直接の被害は出ないけど、基幹系システムに障害が起こると業務に直接被害が及ぶからでしょう。
そういう意味では気が少しは楽な仕事かもしれません。
でも、Webになにか起こると業務に影響は出ますけどね。
コンテンツクリエイタ/デザイナー
私が思っていた以上に平均年収が低いです。しかし、これは平均年収ですので……


クリエイターさんやデザイナーさんは本当にピンキリですよ
広告をやる会社さんなんかは、コンペというもので仕事をもらうことが多いのですが、どうしても落とせないコンペの時、勝つために……1画像5万円のデザイナーさんではなく、1画像30万円のデザイナーさんに頼んだりしますので、腕がものをいう世界です。
デザイナーさんは実力でいくらでも稼げますよね。
エンジニア/プログラマ
コーダーやマークアップエンジニアのことです。それとフロントエンド系エンジニア。
Web系エンジニアについて詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
顧客サポート/ヘルプデスク
インターネット関連の企業にはつきものですよね。顧客サポートやヘルプデスク、問い合わせ程度なら良いのですが、苦情なども受け付けると思うんですよね。
それで、年収390.9万円は安いような気もしますが……
その他
上記のどれにも当てはまらない職種の平均年収が589.3万円だそうです。
ITエンジニア関連の職種の平均年収は以上になります。
なんにしてもITスキルを身に付けて経験を積んで、目指すは管理業務ですよね。プロジェクトマネージャーやITコンサルタントになれば年収1千万も夢ではないですよ。
それとWebディレクターもやりがいのある仕事です。
これからITエンジニアを目指される方は頑張ってくださいね。


この記事があなたのITエンジニア人生の助けになれば幸いです
コメント