こんにちは、28歳の時に未経験からITエンジニアを目指したniyuta(@niyuta)です。

今回は、ITエンジニアの登竜門とも言われる資格応用情報技術者試験について、書いてみたいと思います
この記事は下記の構成になっております。
・応用情報技術者試験への誤解
・応用情報技術者試験に3週間で合格するマル秘テクニック
(実際、自分の力にはならないズルい方法です)
では、さっそくいきましょう!
目次
応用情報技術者試験とは?
応用情報技術者試験(以下、応用)は、経済産業省が情報処理技術者としての知識と技能を認定する国家試験です。
よく基本情報技術者試験(以下、基本)と比較されますよね。
実際、IPA(情報処理推進機構)のシラバスでは……
:高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち,実践的な活用能力を身に付けた者
:高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち,高度IT人材としての方向性を確立した者
と書かれていて、応用のほうは一般的な資格難易度の評価も「やや難関~難関」と位置づけられることが多いです。
IT業界での現場でも「次の試験で応用受けるんだ~」みたいな会話はよくあります。
仕事に慣れてきた後、一人前になる証拠、一皮むける資格という感じで扱われることが多いように思います。
試験の詳しい情報を調べたい方は、下記からご覧ください。

応用情報技術者試験への誤解

結論からいうと、応用の難易度は高くなく、3週間で合格可能だそうです!(友人F談)
情報処理試験のよくあるアプローチとして、基本を合格後、応用にチャレンジするケースが多いと思います(実際、同僚のエンジニアでもそうしている人が多かったですが……)。
ただ、どちらも受験経験がある友人Fの意見としては、勉強の仕方によっては基本も応用も試験の難易度(=必要な勉強量)は大した差がない(ように思える)そうです。
実際、応用からチャレンジして一発合格した人は多くいますし、近い将来に応用まで取得する予定であれば、基本情報技術者試験(FE)はスキップして、応用の対策を始めるほうがコスパが良いと思います。
※真面目にコツコツと勉強できる方は、基本→応用でステップアップするやり方もいいと思いますが……

ぶっちゃけ、基本だけだとあまりアピールにならないので、基本を取るなら応用まで取っておくのがいい、という感じです。
応用を取得するメリットは、会社からの手当てが優遇されている場合や、昇進の条件になっている会社もあったりします。
ま、明らかに基本より応用を持っているほうが、上司・同僚からの見る目も変わると思いますので、サクッと合格しちゃいましょう。
実際、応用の上もあるので、あまり応用で時間もかけられない
応用に合格すると、さらに上の高度試験の午前Ⅰ試験が2年間免除になるという特典があります。
応用合格後は、そのまま調子に乗って応用→高度試験にチャレンジするのもいいと思います。
プロジェクトマネージャーなどはIT業界に限らず、需要の高い資格と言われていますので、将来的に役立つ可能性が高いです。
ズバリ、「応用情報技術者試験(以下、応用)は3週間集中して準備すれば合格可能な資格」と思います。

日ごろから、エンジニアとして業務を行い、基礎的な知識があること前提のお話です
下記は昔の同僚のFから聞いたやり方ですが、とてもコスパの良いやり方と思いますので、ご紹介します。
応用に3週間で合格するマル秘テクニック
応用は、午前と午後に分かれているため、それぞれに対策を書きます。
午前問題への対策
午前問題の勉強法は、ズバリ丸暗記です。冗談ではありません。
何を丸暗記するかというと、過去問、それだけです。
対象は広ければ越したことはないですが、最低でも直近の過去問6回分(480問!)は必要と思います。

えーーー!と思われるかもしれませんが、480問全部の設問と答えのセットを丸暗記しましょう。
ここで大事なのは、文章の内容は理解しなくていいということです(理解するなら普通の勉強と変わりません)。
必要なことは、問題文を5秒見て「あっ!過去問と同じ?正解は“ウ”?」と瞬殺レベルにすることが大事です。
※過去問はIPAのHPから無料で手に入ります
なぜそれで合格ラインに行けるのか、特徴とともに説明します。
特徴1:午前問題は、過去問の出題がかなり多い
過去問題を解いていると、同じ問題がよくあります。
感覚値だと、3~4割くらいが問題文も選択肢も正答も過去問と全く同じなのです。
これは実際に過去問の勉強をしているとよく分かるはずです。
この理由は、毎回の合格率が乱高下する(試験レベルが変わる)と、試験の品質を疑われるのであえてそうしているのだと思います。
この特徴から、過去問を覚えておくことは合格の確率をかなり高くする有効な対策です。
特徴2:普通に解いてると時間が足らない
午前試験は、80問を150分かけて解きます。
やってみるとわかりますが、時間が足りません(最後のほうは、頭がボーっとします。たぶん。実際に受けた人に聞くとかなりキツイらしいです)。
実際、1問を150分/80問≒112秒/問
いや、マークの時間を考えると1問100秒くらいで回答しないといけません。
1つの問題でつまずくと、さらに時間がなくなり、全問回答できなかったという状況になりかねません。
過去問は、5秒で瞬殺、が鉄則です。
さて、合格ラインは、80問中の60%以上(つまり48問以上)の正答ですので、仮に、35%(3割~4割の真ん中)が過去問から出題されると28問(80問×35%)は正解できるはずです。
残りは、52問(80問-28問)から20問(48問-28問)正解すればいいわけです。

なんだか、いけそうな気がしてきませんか?
52問中20問(38.5%の正解率)でいいんです!!
すべて4択問題なので、適当にやっても確率1/4(25%)は正解します。
もうそこまでいったら、7問だけ実力で解ければ48問解けることになります。
52問中7問(13.4%)を解けるかどうかが合格ラインです(IT業界にいるならきっと大丈夫です)。
もし、普段のお仕事の範囲(NWやDB、プログラム)の問題が出れば、初見でも正答確率はもっと高くなりますので、60%は行けると思います。
ちなみに、過去問と同じ問題は瞬殺なので、28問は、28×15秒(マーク時間込み)=420秒=7分で解けるはず。150分のほとんどの時間を、残りの初見の問題に割くことが可能です。
むろん、考える時間が多ければ、正答率はあがると思いますのでさらに正答率はアップすると思います。
長く書きましたが、図にするとこうです。
午後問題への対策
午後問題はIT知識を問うというよりは、スピード×国語の問題です(と私は思っています)。
午前のような丸暗記という手法は使えませんが、試験でのテクニックがありますのでご紹介します。
鉄則1.選択問題の選ぶ基準を決めておく
午前と同様に、午後試験も時間が足らないのは同じです。
ここで大事なのは、選択問題の判断に無駄な時間を使わないことです。
11問から、1問必須、4問選択しますが、何を選ぶかの基準は練習の時から決めておくほうがいいです。問題選択で5分悩んだ……とならないように。
下記は例ですので、好きな基準を決めておいてください。
基準例1.出題分野で選ぶ(DBとかNWとかご自身の得意分野)
基準例2.問題文の短いものを選ぶ(国語の問題文は短いほうがうれしいはず)
基準例3.解答用紙の枠で選ぶ(記号問題が多いor文で回答する問題が多いほうを選ぶ)
補足:ある程度の文字数で書かせる問題は部分点をgetできる可能性が高いです(反対に記号問題や用語を答える問題は〇か×しかありません)
鉄則2.設問文をきちんと読み、答え方に気をつける
設問文を読まずにミスをするケースがあります。
「〇〇の観点で理由を答えよ」となっていたら『〇〇の観点と理由の~~だから』という答え方が必要です。
当たり前のことですが、試験中は焦ってこの取りこぼしが起こり、合否を分けます。
設問文は落ち着いてよく読みましょう。
あと、「●●文字以内で答えよ」という場合は、8割以上回答欄を埋めたほうがいいです。
30文字以内なら、24文字以上は書くという感じです(最後の“。”はつけなくていいです、念のため)。
鉄則3.回答欄は全部埋めて部分点を稼ぐ
鉄則2とも関係しますが、よくわからないからと言って空欄のまま出すのはもったいないです。
何かを書くと部分点がもらえる可能性があるので、とにかく書きましょう。
また、少しずるい方法ですが、汎用性の高い回答を覚えておくと、適当に書いても部分点をもらえるケースもあります。
例えば、
部署間での情報が食い違っている話なら、関係者で情報共有する仕組みがないため。
などと書いても大筋が外れていないなら1点はもらえるかもです。
過去問の解答例を参考に、文章問題への答え方(=国語の問題)としての練習をしたほうがよいでしょう。
昔の友人のFは、この方法を使い、3週間程度の準備で応用情報処理試験に合格してました。
資格の勉強や、資格の取得そのものは、あまり面白くないかもしれません。
資格取得することの最大のメリットは、自信がつき、今までよりも広く物事が考えられたり、次のステージに行こうかとより一層何かに取り組むきっかけになることだと思います。
ぜひ、頑張ってください。

この記事があなたのITエンジニア人生の助けになれば幸いです
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