こんにちは、28歳の時に未経験からITエンジニアを目指したniyuta(@niyuta)です。

Webエンジニア……人気ですね
私は主にインフラエンジニアですが、Webエンジニアには憧れます。
なぜか?
フリーランスエンジニアに最もなりやすいと思える職種だからです。
ITエンジニアがフリーランスで仕事をしようと思ったら一番手っ取り早いのが成果物の納品です。
自宅の仕事場などで作成したモノを顧客に納品するのが、一番対価を得やすいです。
しかし、私のようなインフラエンジニアの場合はどうすれば良いですか?納品物って?
どっかにインフラをこさえて納品しますか?

……難しいです
最終的にフリーランスを目指すならWebエンジニアが良いでしょう。
私もWebエンジニアを目指せば良かったです。
しかし、いざ、Webエンジニアを目指すといっても何からすれば良いのか?
もちろん、未経験からWebエンジニアを目指そうと思うならプログラムを覚えるわけですが、ただ覚えるよりも資格取得を目指した方が一石二鳥ではないでしょうか。
その方が、フリーランスになったとしても自分のスキルを証明しやすいです。
という訳で、今回はWebエンジニアを目指す初心者向けのプログラミング言語とその資格についてまとめました。
目次
Webエンジニアにプログラミング資格は必要か

ぶっちゃけ、Webエンジニアに資格はそんなに必要ありません
採用試験時にはポートフォリオの提出を求められることが多く、資格取得よりも制作スキルをあげることが大切と言われています。
しかし、採用選考で全く同じ条件であれば資格取得している方が有利だと考えられます。
また、資格取得の為の学習は独学で必要なプログラミング知識を学ぶのには最適です。
試験範囲には必要なことが体系的にまとめられており、資格取得の教材には優良な物が多いからです。
Webエンジニアに必要なプログラミング言語とは
プログラミングスキルを身につけるためには、どの言語をどの順番で学ぶかも大切です。
Web制作の基本となるHTML・CSS・JavaScript。
その次に学ぶ言語には、人気のフレームワークやプラットフォームの基礎となる定番言語を選ぶことで、学習時間の削減になります。
需要の高い人気の言語から、開発したいWebアプリやWebサービスにあわせて選ぶとよいでしょう。
レバテックキャリアのデータでは下記のように、求人割合のTOP5にはJava、PHP、Python、JavaScript、Rubyがランクインしています。
出典:レバテックキャリア2020年7月発表 2019年度プログラミング言語別新規求人案件割合ランキングTOP5
TIOBEが毎月公開している人気のプログラミング言語は下記のようになっています。
出典:TIOBE TIOBE Index for March 2021
HTML・CSS
Webサイトの構築に使われているHTML・CSSはプログラミング言語ではなくマークアップ言語に区分されますが、様々なところで活用される基礎的な言語です。
HTMLはIoTや組み込み系などのブラウザにも利用され、電子書籍端末・カーナビ・ゲーム機器など多くのデバイスに対応しています。
JavaScript
JavaScriptはWebサイトに動きをつけたり、Webサービス・Webアプリ開発にも利用されます。
主にクライアントサイドで使われますが、プラットフォームやライブラリを使ってサーバーサイド側の開発に利用されることもあります。
HTML・CSS・JavaScriptはブラウザとエディタですぐにはじめられます。
PHP
PHPはLAMP(Linux、Apache、MySQL、PHPの頭文字)と呼ばれ、ECサイト・SNS・ブログ作成などの動的Webサイトの構築に適したオープンソフトウェアの一つです。
Web開発の初心者でもとりくみやすい言語です。
Java
JavaはWindows・Mac・LinuxといったOSを選ばず動くことをコンセプトに開発されたコンパイラ言語です。
Javaは汎用性が高く、金融などの大型基幹システム開発、Webサービス、スマートフォンアプリ開発などで利用されています。
言語習得の難易度は高いものの、実現できることの幅広さは魅力です。
Python
Pythonは、AI・機械学習領域で人気の分析が得意なプログラミング言語で、tableauのようなデータ分析サービスに利用されています。
また、Webアプリケーション開発にも使われています。
コードがシンプルで可読性が高いことから初心者でも取り組みやすく、ITエンジニアが次に学びたい言語としても人気が高いプログラミング言語です。
※Pythonに関する資格試験は、「AI初心者におすすめの資格5選とAIエンジニア向け資格3選」で紹介していますので、そちらもご覧ください。
Webエンジニアを目指す初心者向けの資格試験
HTML5プロフェッショナル認定試験
HTML5プロフェッショナル認定試験は、HTML・CSS・JavaScriptのスキルに関する認定試験で、Level1、Level2の2つのレベルがあります。
Level1はHTML・CSS、Level2はJavaScriptを中心にした出題で、Level1から順に受験します。
HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル1・レベル2 | |
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検定名称 | HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル1 |HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル2 |
主催 | 特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(LPI-Japan) |
試験時間 | 90分(試験後の簡単なアンケートの時間を含む) |
問題数 | 約60問 |40~45問 |
受験料 | ¥16,500(税込) |
出典:HTML5プロフェッショナル認定とは
出典:HTML5 Professional Certification Level.1 出題範囲
出典:HTML5プロフェッショナル認定試験レベル1 サンプル問題
出典:HTML5 Professional Certification Level.2 出題範囲v
出典:HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2 サンプル問題
PHP技術者認定試験
PHP技術者認定試験には初級・上級(準上級)・認定ウィザードの3つのレベルがあり、上級と準上級は試験の正答率で判定されます。
※参考:認定ウィザードは上級試験で90点もしくは90%以上を獲得していることが受験条件です。
PHP技術者認定初級・上級・準上級試験 | |
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検定名称 | PHP技術者認定初級試験(PHP7またはPHP5) |PHP技術者認定上級・準上級試験 |
主催 | PHP技術者認定機構(一般社団法人BOSS-CON JAPAN) |
試験時間 | 1時間 |2時間 |
問題数 | 40問 |60問 |
合格ライン | 7割正解 |7割以上|7割未満5割以上 |
受験料 | 一般:\12,000円(税抜) |\15,000円(税抜) 学校法人の生徒・先生:50%OFF |
出典:試験概要
出典:PHP7初級試験
出典:PHP5初級試験
出典:PHP5上級試験/準上級試験
出典:PHP5上級試験/準上級試験模擬問題
出典:PRIME STUDY
JAVAプログラミング能力認定試験
JAVAプログラミング能力認定試験には1級、2級、3級の3つのレベルがあり、2・3級は小規模なアプリケーション、アプレットや簡単なプログラミングについての出題です。
※参考:1級は仕様変更・追加に対応したプログラミングと変更仕様書の作成があります。
Javaプログラミング能力認定試 | |
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検定名称 | Javaプログラミング能力認定試験2級|Javaプログラミング能力認定試験3級 |
主催 | サーティファイ情報処理能力認定委員会 |
試験時間 | 90分|60分 |
問題数 | テーマ別大問7問|テーマ別大問6問 |
合格ライン | 得点率60%以上 |
受験料 | \6,400円(税込)|\5,200円(税込) |
出典:Javaプログラミング能力認定試験
出典:2級出題範囲
出典:3級出題範囲
Oracle認定資格制度
Oracle認定資格制度はJavaを開発したOracle社によるベンダー資格で、JavaやDatabase(MySQL)試験があります。Javaの認定資格OCJP(Oracle Certified Java Programmer)は、Bronze・Silver・Goldの3つのレベルがありますが、初心者が受験できるのはSilver SE 11です。ベンダー資格が優位な就職先であれば、認知度のあるOracle認定資格の取得を目標にしてもよいでしょう。
Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11 | |
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検定名称 | Java SE 11 Programmer I (1Z0-815-JPN) 試験 |
主催 | 日本Oracle |
試験時間 | 180分 |
問題数 | 80問 |
合格ライン | 合格ライン63% |
受験料 | \32,340(税込) |
出典:Java SE 11 認定資格
出典:Java SE 11 Programmer I (1Z0-815-JPN) 試験
Webエンジニアのプログラミング資格試験のまとめ
Webエンジニアによって、制作対象も必要とするスキルも様々です。
自分がなりたいWebエンジニアに必要なプログラミング言語の選定が大切です。
絶対的に有利な資格はありませんが、学習計画をたてるときに資格学習の教材を活用したり、自分のレベルをはかるために資格試験を利用してみましょう。
プログラミングは知るだけでなく制作できることが目的です。
資格取得や教材活用の他にもオンライン学習・プログラミングスクールなど目的にあった学習方法を選びましょう。


この記事があなたのITエンジニア人生の助けになれば幸いです


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